お隣との境界にフェンス設置のご依頼を受けました。
コンクリート基礎工事はせず、単管パイプで製作し、早く安くで頑丈に仕上げることになりました。

犬走りコンクリートにアンカー打ちも検討しましたが、老朽化著しく厚みも足りなかったので、単管パイプを地中深くに打ち込むことにしました。 まず、ダイヤモンドコアドリル(○印)でコンクリート床に穴を開け、アースドリルで単管パイプを通す筋道を掘ります。

市販アースドリル(六角軸アースドリル DH-60)は、手持ちのハンマードリル(SDSシャンク)には、シャンク型式が合わなかったので、溶接加工し改造しました。


水準器で垂直を確認しつつ、2m単管杭を大ハンマーで地下90cmまで打ち込みます。
ここは一人作業ではキツイので、助っ人を頼みました。

両端の杭間に水糸を張り、フェンス板の最下部を目印します。
単管杭には、柱となる2x4材をサドルバンド40mmで固定します。
フェンスの板は、1x4材 12フィートをレンガ積みで貼っていきます。


フェンス本体の組立てが完了


単管杭の穴の隙間にモルタルを投入し、突き固めてしっかり固定。


木部には、防腐・防カビ・撥水・耐UVの塗料(ノンロット205N Zカラーシリーズ 3.5L ナチュラルオーク【三井化学産資】)を塗装しました。

柱の上部には、雨水の吸水を防ぐため、シリコン接着剤を塗って腐食防止します。




今回のフェンスの規模は、幅17.5m、高さ1.1m
使った材料は、2m単管杭 11本、1x4材(12フィート)49枚、2x4材(6フィート)11本
サドルバンド40mm 22個、砂1袋(20kg)、セメント(7kg)、その他(ビス・シリコン等)
かかった工数は3人工で、2日で完成させました。