自作工具(治具)の製作-39

金属板の切断は、丸ノコやジグソーで行っています。 その方法は、以下のように金属板と定規をクランプで押さえて行いますが、丸ノコやジグソーの振動が激しく、真っ直ぐに切り進めることが難しく、切断面が湾曲することもしばしば。

 

そこで、金属板の直線切りを容易にする丸ノコ・ジグソーガイドを製作することにしました。
機器の両側を木材で挟んで、ブレを防ぎ、真っ直ぐ切れる構造で、一つで、丸ノコ・ジグソー両方に対応できるものとしました。

 

まず、幅の広い方の丸ノコに合わせたガイドを製作し、丸ノコを動かし切れ目を入れます。

 

次に幅の細い方のジグソーをスペーサーとなる角材を入れて、ドリルで穴開けし、そこにジグソーのブレードを差し入れ、切れ目を入れて行きます。

 

あれれ?? 左側のジグソーの溝が曲がっています。 (>Д<)ゝ

 

ジグソーのブレードがこんなことに! ( ̄_ ̄|||)

 

ガイド本体の板をしっかりとしたものにしたかったので、堅いケヤキにしたのが原因のようで、木の年輪の柔らかいところに誘導され、ブレードが曲がって行ったようです。
気を取り直し、ガイド本体の板を作り直し、丸ノコ盤で切れ目を入れました。

 

サイド板を取付け、

 

丸ノコの動きをチェック・・・異常なし

 

ジグソーの動きをチェック・・・異常なし

 

留めネジ用の穴を両端に開けます。

 

ベース板のコンパネに開けた穴の裏側に爪付きTナットを打ち付けます。

 

爪付きTナットにボルトを通して固定しておきます。

 

ガイドをセットし、

 

ノブナットを通します。

 

ベース板のコンパネに下駄を履かせます。

 

丸ノコで、ベース板にチップソーの通る溝を切り込みます。

 

続いてジグソーのブレードが通る溝を作ろうと、ジグソーで切り込みを少し入れてみたところ、やはり、曲がります。

 

仕方なく、ベース板の裏から丸ノコで切り込みを入れました。

 

 

下地の書き込みが見えるよう、ガイドの切り込みにドリルで穴を開けました。

 

さぁ~ 試し切りしようと、ジグソーの方から、アルミ板をセットし、ジグソーもジグソーブレードを金属用に交換して気付きました・・・ (゜◇゜)ガーン
金属用ジグソーブレードは木工より短く、ガイドの板厚が厚くて使えません! (;。;)

 

気を取り直して、丸ノコを試し切り。

 

アルミ板は、今までより、きれいに切れます!

 

カラー鉄板1mmも、ほぼきれいに切れましたが、1mm以下ではありますが、多少の蛇行が見られたので、確認したところ、ガイド板に切り込みを入れたことで、本体外周が変形していたことが分かり、カンナで調整して直りました。

 

と言う事で、金属板切断用丸ノコガイドの完成です。
  ・・・ジグソーと兼用にするつもりでしたが、確認不足で叶わず。┓(´ヘ`;)┏

 

2019年12月03日