自作工具(治具)の製作-28

超仕上げ刃物研磨機の製作

以前、海外の動画で見た「モーターに取り付けた円盤に緑の物体を擦り付けて刃物を研ぐ・・・」がず~と気になっていたのでしたが、その緑の物体が海外では有名らしい「ダイヤラックス 研磨剤」であることが判明しました。また、円盤は、硬質のフェルトバフであることも判明しました。見ていた動画は、ジュエリーなどの磨きで使用するバフ研磨機を刃物研磨に利用したものであることが分かりました。バフ研磨機を買えば済むことなんですが、高額過ぎて手が出ません。
フェルトバフくらいは、ネットで調達できるかなと思いきや、直径20㎝・幅3㎝ で、一般用モーターの14㎜径の軸に取り付けられるものを見つけることは出来ませんでした。
仕方ないので、代用できそうな物で、研磨機を自作することにしました。

とりあえず、材料を発注。 左から、ダイヤラックス研磨剤、レザーベルト、モーター、スピードコントローラー & 写真にはありませんが、セミオーダーのプーリー。

 

まず、バンドソーで直径20センチの円盤を作ります。

 

ベース板にモーター、スピードコントローラーを取り付け、刃物を研ぐときに安定するよう、手を乗せる台を設置。 モーターの回転は、手前から奥へ回るようにセット。

 

 

遅れて届いたプーリーに、円盤板を取り付けるためのビス穴を加工します。

 

 

プーリーを円盤板の中心にビスで固定します。

 

円盤板をモーターに取り付けます。

 

円盤板の外周の精度を上げるため、鑿で削ろうとしましたが、うまく行きません。(´ヘ`ι)ゞ

 

ディスクサンダーでうまく行きました!

 

ここまでは、何とかスムーズに行きましたが・・・

 

次に皮張りですが、全く手引き無しの勘だけでやりました。
まず、皮の先端を斜めに削ぎ、瞬間接着剤で固定。

 

円盤板外周と皮ベルトに接着剤を塗り、半乾きになるのを待って貼り合わせます。
皮は、裏側を使いますので、なめした表側は、サンドペーパーで削ってから接着剤を塗ります。

 

 

 

ゲッ、なんてこった、皮の継ぎ目が、回転方向に! (°◇°;)   
直せないことも無いけど・・・ 面倒なので、とりあえず、そのままトライです。

 

 

最初、皮に研磨材が馴染まないので、研磨材をお湯で温めて塗り込もうとしたら、反って悲惨なことに・・・ ( ̄_ ̄|||)  焦ったら事をし損じる。でも、何とかなって要領も得ました。

 

研磨剤があまりにも飛び散るので、アルミ板でカバーを取り付けて、完成!です。

左側面

 

正面

 

右側面

 

上から

 

で、実際に研いでみたところ・・・ 何と言うことでしょう! 
 砥石で水研ぎする時間の1/10以下で、砥石以上にピッカピカ。

 

 

 

 

 

何だったんだ!? 
 高価な砥石を沢山揃え、しかも、手間も時間も掛かる砥石で水研ぎ・・・ ┓(´ヘ`;)┏

もっと早く気が付けば・・・ 砥石グッズで、数万円も掛けなくて済んだのに。
もう、砥石の出番は、刃こぼれした時くらいかぁ~ (-。-;)

フェルトバフを使ってないので定かではありませんが、結果的に、刃物研ぎには、フェルトバフより堅い木に皮を巻き付けた自作ディスクで正解だったのかも。
後日、キッチンのステンスの文化包丁6本も研いでみたところ、ピッカピカのキレッキレになりました。( ^ー゚)b

今回の治具は、個人的には久々のヒットで、大変気に入っております。
皆さんにもお勧めしたいと思いますので、材料のリンクを貼っておきます。
 ダイヤラックス研磨剤
 レザーベルト
 モーター
 スピードコントローラー → 結果的に必要ありませんでしたので、単なるスイッチで可
 セミオーダーのプーリー
   プーリー品番:60-3V-1
   型番:3V-1 軸
   穴径:14(mm)
   加工タイプ:BKS:軸穴+平行キー溝+押しねじ穴1ヵ所
   軸穴公差:H6
   キー溝タイプ:新JIS平行キー溝
   押しねじの有無:付属

なお、円盤板の作製は、バンドソーをお持ちでない方は、ジグソーやトリマー 他でも可能ですので、動画で検索してみて下さい。

2019年02月05日